全日本ロードレース選手権

日本を代表するロードレース選手権「MFJ SUPERBIKE:全日本ロードレース選手権」はMFJ=日本モーターサイクルスポーツ協会が運営するロードレースです。

MFJはFIM:世界モーターサイクリズム連盟が公認する日本の代表機関で、全日本ロードレース選手権は1962年にスタートし、1967年からシリーズ戦を開催しています。これまで多くのライダーがこの選手権から世界へと羽ばたつとともに、日本国内のモータースポーツ振興において重要な役割を果たしてきました。

現在の全日本ロードレース選手権は、すべて4ストロークマシンで開催されています。250cc単気筒マシンによる「J-GP3」クラス、401cc~600ccの4気筒マシン&600cc~750ccの2気筒マシンによる「ST600」クラス、600cc~1000ccの4ストローク4気筒マシンと750cc~1000ccの3気筒マシン、そして850cc~1200ccの2気筒マシンによる「ST1000」&「JSB1000」クラスの計4クラスを設定しています。

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BMW M 1000 RRが2022年の全日本ロードレース選手権に出場!

国内最高峰のロードレース選手権「MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ 2022」にBMW MotorradのM 1000 RRが出場が決定しました。

2022年4月2日(土)に栃木県のツインリンクもてぎで開幕した「MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ2022」では、2021年シーズンに引き続きTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームがBMW Motorradのマシンで参戦します。

TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームは、2021年シーズンでは改造範囲に制限のあるST1000クラスへ2台体制で参戦していましたが、8月7日に開催される「FIM EWC:世界耐久ロードレース選手権 第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース」への参戦を見据えて、国内最高峰カテゴリーであるJSB1000クラスに1台、昨シーズンに引き続き前述のST1000クラスに1台の2台体制で全日本選手権に挑戦します。

写真は、2022年1月、東京オートサロンの会場でチーム体制発表をおこなったTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチーム。ゼッケン26番が星野選手、ゼッケン22番が石塚選手。

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TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW チーム体制

チーム体制としては、今季のJSB1000クラスにはこれまでエースとしてチームを牽引してきた星野知也(ほしの ともや)選手を、ST1000クラスには新たに石塚 健(いしづか たけし)選手を起用しています。両クラスともにマシンはM 1000 RRです。

なお、FIM EWC:世界耐久ロードレース選手権では、直近で開催された2019年大会のスーパーストッククラスにおいて優勝を果たしており、今季は全日本選手権でM 1000 RRのセットアップを進めながら、スーパーストッククラス2連覇を目指しています。

国内最高峰のロードレース選手権で躍動するM 1000 RRの走りにご期待ください。

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2022年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズカレンダー

第1戦:2022年4月2日(土)~3日(日)/ツインリンクもてぎ(栃木県)

第2戦:2022年4月23日(土)~24日(日)/鈴鹿サーキット(三重県)

第3戦:2022年5月21日(土)~22日(日)/オートポリス(大分県)

第4戦:2022年6月4日(土)~5日(日)/スポーツランドSUGO(宮城県)

第5戦:2022年6月26日(日)/筑波サーキット(茨城県)*J-GP3クラスのみ

第6戦:2022年8月27日(土)~28日(日)/オートポリス(大分県)

第7戦:2022年9月17日(土)~18日(日)/岡山国際サーキット(岡山県)

第8戦:2022年11月5日(土)~6日(日)/鈴鹿サーキット(三重県)

 

本特設サイトでTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームの各レース結果を掲載いたします。

第5戦、第7戦はTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームが欠場しております。

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第8戦、鈴鹿サーキットレポート

今季M 1000 RRで全日本選手権のJSB1000クラスとST1000クラスへ参戦中のTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWにとっては、前回のレースがボルドール24時間耐久レースだったこともあり、約1ヶ月半ぶりのスプリントレースとなりました。

最高峰クラスのJSB1000クラスの最終戦は土日で3レースを戦うタフな日程です。今季は怪我に苦しみながらレースを戦ってきた星野選手にとっては身体への負担が大きなレースとなりました。

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レース1では予選19位スタートながら、序盤は15位までポジションをアップした星野選手でしたが、中盤からはチャタリングに悩まされ思うようにペースが上がらず18位でフィニッシュ。

レース2では20番グリッドから好スタートを切りますが、2周目で右膝のスライダーが脱落するアクシデントに見舞われてレース1に引き続き18位でフィニッシュします。レース3では20位スタートから果敢にプッシュするも健闘むなしく20位でフィニッシュとなりました。

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一方、今季からST1000クラスへ参戦する石塚健選手は土曜日の予選で10番グリッドを獲得。翌日曜日の決勝レースではオープニングラップで8位にポジションをあげて激しい7位争いを展開。一時は6位までポジションをアップしましたが、激しいバトル中に他のマシンと接触して8位フィニッシュとなりました。星野選手にとっては怪我との戦いが続いた今季でしたが、星野選手はオフシーズンでのトレーニングを通じて来季でのリベンジを誓っています。

また石塚選手はボルドール参戦で欠場した岡山ラウンド以外はすべてのレースで着実にポイントを獲得して年間ランキング7位(暫定)を獲得。来季への期待が高まります。

チームにとっては全日本選手権のほかに、鈴鹿8時間耐久レースやボルドール24時間耐久レースへの参戦など、精力的なレース活動が目立った2022年シーズンでした。チーム立ち上げから節目となる10年目を迎え、いよいよ円熟味を増してきたTONR RT SYNCEDGE 4413 BMW。今季もみなさまの暖かいご支援をいただきありがとうございました。

来季もBMWで戦うチームへの応援をよろしくお願いします。

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第6戦、オートポリスレポート

2022年8月27日(土)と28日(日)に大分県のオートポリスで全日本ロードレース選手権第6戦「SUPERBIKE RACE INKYUSYU」が開催されました。

8月7日(日)に開催された鈴鹿8耐直後の全日本選手権となった今回。TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWからJSB1000クラスへ参戦する星野知也選手は、8耐直前に負った怪我のため大事をとって欠場となりましたが、ST1000クラスの石塚健選手は土日で2レース開催となるタフな日程で安定した走りを見せました。

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好天に恵まれた土曜日のレース1での石塚選手は9番グリッドからスタート。順調に周回を重ねますが、中盤以降でブレーキトラブルが発生。しかし、そんな状況の中でもアグレッシブに攻め続けてポジションをひとつアップして8位でゴールしました。

土曜日に引き続きドライコンディションでのレースとなったレース2では、石塚選手は8番グリッドからのスタート。1コーナーではジャンプアップしてオープニングラップに入りますが、直後に赤旗中断となり再スタートとなります。その再スタートで石塚選手はロケットスタートを決めて1コーナーでは2位に。1周目は4位でコントロールラインを通過するも、その後は熾烈なポジション争いを強いられて7位までポジションをダウン。しかしその後は粘りの走りでポジションをキープしてそのままチェッカーを受けました。

石塚選手にとっては悔しい結果でしたが、最終戦の鈴鹿での表彰台も期待できる内容のレースとなりました。

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次戦の全日本選手権は岡山で開催されますが、TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWは次戦を欠場して、フランスで開催される世界耐久選手権ボルドール24時間耐久レースへ挑みます。

 

鈴鹿8耐でも粘り強い走りを見せたチームの戦いぶりに期待が集まります。

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第4戦、 スーパーバイクレース in SUGOレポート

2022年6月4日(土)と5日(日)の2日間に渡り、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された「2022 全日本ロードレース選手権第4戦 スーパーバイクレース in SUGO」。これまでの選手権は鈴鹿、オートポリスと2戦続けて2&4レースとなり、ST1000クラスの開催は2ヶ月ぶりの大会となりました。

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これまでの選手権は鈴鹿、オートポリスと2戦続けて2&4レースとなり、ST1000クラスの開催は2ヶ月ぶりの大会となりました。

金曜日は朝から雨が降り続き、JSB1000クラスの練習走行はウェットコンディションからのスタートとなりました。TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームからJSB1000クラスへM 1000 RRで参戦する星野知也選手(No.26)は、練習走行でベストタイムを更新しますが、その後ハイサイドによって転倒。背中と腰を痛めてしまいました。幸い骨折などの重傷ではありませんでしたが、激しい転倒のために身体に痛みが残る状態で予選へ。

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一方、2ヶ月ぶりのST1000クラス開催で久々のレースとなった石塚健選手(No.22)は、雨に見舞われた練習走行では思うような走りができなかったものの、予選では順調に周回を重ねて自己ベストタイムをマーク。予選12位で決勝へ進みます。

JSB1000は土曜日と日曜日の2レース開催となったSUGOですが、土曜日の決勝レースに出走した星野選手はグリッドについてサイティングラップを消化するも、転倒の影響もあり決勝の走行は不可能と自ら判断してリタイヤとなりました。翌日のレース2も、回復は厳しくレース2には出走せずにレースを終えました。

そして日曜日に決勝レースが行われたST1000クラス。レース序盤の2周目に数台が絡むクラッシュが発生してレースは赤旗中断に。再スタートとなった決勝レースで石塚選手はオープニングラップで10位までポジションをアップ。その後は自己ベストを更新するなどアグレッシブなレースを展開します。その後も着実に周回を重ねて9位でフィニッシュとなりました。

 

波乱のSUGOラウンドを終えて、チームは8月7日(日)に決勝レースが行われる「鈴鹿8耐」に向けた最終調整に入ります。

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第3戦、オートポリス2&4レポート

2022年5月21日(土)から22日(日)にかけて、大分県のオートポリスで「全日本ロードレース選手権第3戦 オートポリス・スーパー2&4レース」が開催されました。

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最高峰クラスのJSB1000のみの開催かつ前回の鈴鹿に引き続いて2&4レースとなったレースには、TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWチームから星野知也選手がM 1000 RRで出場しました。

前回の鈴鹿ではマシントラブルやクラッシュで悔しい結果となりましたが、オートポリスは星野選手が得意とするコースのひとつとあって、期待の中でレースウィークがスタート。金曜日の練習走行でも良い感触を得て土曜日の公式予選へ挑みました。

5月21日(土)の公式予選はハーフウェットの路面とあってレインタイヤでコースイン。不安定な天候ながら、ウェット路面を得意とする星野選手も順調に周回を重ねます。予選後半では路面が乾き始めたこともあって、スリックタイヤでアタックするも、タイム更新とはならず。しかし予選9位のタイムを記録して決勝へ臨みます。

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同日に行われたレース1の天候は晴れ。完全なドライコンディションでレースがスタートします。星野選手は良いスタートを決めましたが、スタート直後のポジション争いで徐々に後退しオープニングラップは14位でコントロールラインを通過。その後ポジションをキープしていたものの、レースの中盤から後半にかけては、フロントタイヤの摩耗が激しくなり、なかなかペースアップができない状態での走行を強いられてしまい、最終的に18位でフィニッシュしました。

翌22日(日)、レース2に向けた朝のフリー走行で星野選手は転倒を喫してしまいます。しかし幸い怪我もなくマシンもチームスタッフの尽力もあって無事に修復。前日予選のセカンド・ベストタイムによって、レース2では8番グリッドからの好位置でスタートした星野選手。

オープニングラップでは13位でコントロールラインを通過します。ドライコンディションのなかでどこまでポジションアップができるか期待が高まっていましたが、レース中盤以降はペースアップに苦しみ、さらに朝のフリー走行での転倒の影響もあって、徐々にポジションを落とし、最終的に20位でのフィニッシュとなりました。

前回の鈴鹿に引き続き、チームと星野選手にとっては厳しい結果となりましたが、苦しい状況のなかでも最後まで走り切って、次戦へ望みをつなげました。

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第2戦、鈴鹿2&4レポート

2022年4月23日(土)から24日(日)の2日間に渡って三重県の鈴鹿サーキットで「全日本ロードレース選手権第2戦 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」が開催され、M 1000 RRで全日本選手権にフル参戦するTONE SYNCEDGE 4423 BMWチームも参戦しました。

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鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦権を得るためのトライアウトステージの対象となる鈴鹿2&4では、最高峰クラスのJSB1000のみの開催となりましたが、レースは土曜日と日曜日にそれぞれ1レースを消化するタフなもの。JSB1000クラスに参戦中の星野知也選手は、土曜日のレース1では予選19位からスタートしました。当日の鈴鹿の天候は曇りでコースはドライコンディション。スタートで15位まで順位をアップした星野選手でしたが、スタート直後からマシントラブルの兆候が出ており、本来の走りができない苦しい展開に。3周目には25位まで順位を落とし、6周目には24位につけるも、終盤までペースアップができずに25位でフィニッシュとなりました。

 

翌24日(日)、鈴鹿は朝から雨に見舞われていました。ウェット路面を得意とする星野選手は、決勝前のウォームアップ走行では9番手となるなど、前日とは打って変わったような走りを見せて、決勝レースへの希望をつなぎます。ウェット宣言によって2周減算の14周で行われた決勝レース。公式予選のセカンドタイム順で24位グリッドからのスタートとなった星野選手は、見事なスタートを決めて1周目を15位でコントロールラインを通過します。しかし、雨量の多い状況を考慮してチョイスしたタイヤがうまく機能せず、それ以上のペースアップは難しい状況となりましたが、すでにポイント圏内ということもあり、無理をせずポジションをキープする走りに徹します。しかし、3周目に高速コーナーの200Rでリアのグリップを失い、転倒リタイアとなりました。幸い星野選手に大きな怪我はなかったものの、チームとしてはレース1、レース2ともに悔しい結果となりました。

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「開幕戦茂木レース2でマシントラブルは解消されていたので、鈴鹿2&4を楽しみにしていました。 ウィーク初日の走行から、マシンもライダーも調子良く順調なスタートでした。しかし2日目からマシンフィーリングが全く変わってしまい、走る度にタイムが落ちて行く様になり、ライダー の不調かと思いましたが、実はこの時から既にマシントラブルが出ていて、レース1を走り終わるまでライダーもチームも気付かなかったのです。日曜日に向けてメカニックが直してくれたので、朝フリーからマシンの調子も戻り、レース2に期待が持てました。

スタートを決めて追い上げを開始しますが、降り続いてる雨の影響で選択したタイヤが朝フリーと違うフィーリングになってしまい、ペースアップ出来ない状態でした。しかしポイント圏内まで上がっていたので、このまま無理せず完走しようと思っていたら、高速コーナーで突然リヤタイヤがグリップを失い転倒してしまいました。 高速コーナーでの転倒でしたので、身体へのダメージも大きく、古傷をまた痛めてしまいました。次戦まであまり時間がないので、しっかりと治療して行きたいと思っています。2戦を終え、まだまともに走れていない状態ですが、諦めず次戦以降も頑張りますので引き続き宜しくお願い致します。」

 

すでにチームは2022年5月21日(土)22日(日)に大分県のオートポリスで開催される「第3戦オートポリス スーパー2&4レース」に向けて再始動を切っています。みなさまの応援をよろしくお願いします。

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全日本ロードレース選手権開幕!BMWのライダーは手堅いリザルトを残す

国内最高峰のロードレース選手権として開催される全日本ロードレース選手権。

2022年4月2日(土)から3日(日)かけて、モビリティリゾートもてぎ(旧称:ツインリンクもてぎ)で「全日本ロードレース選手権第1戦 スーパーバイクinもてぎ」が開催されました。

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第1戦ではJSB1000クラスが2レースの開催となりましたが、M 1000 RRで出走した星野選手はマシントラブルのためにレース1でスタートできずリタイヤとなりました。翌日のレース2は雨のレースとなりましたが、ウェットコンディションを得意とする星野選手は予選15位からのスタートながら、オープニングラップで7位まで一気にジャンプアップします。その後、一旦は8位にまで後退してしまいますが、ポジションをキープ。前を走る選手の転倒もあって、7位のシングルフィニッシュを獲得しました。星野選手にとっては、最高峰クラスJSB1000へのフル参戦は3年ぶりとなりましたが、レース2では次戦に繋がる手堅いリザルトを残しました。

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一方、ST1000クラスにフル参戦する石塚健選手ですが、マシン調整の問題から当初予定していたM 1000 RRが間に合わず、やむを得ず前年まで使用していたS 1000 RRでの参戦となってしまいました。しかし、石塚選手は、昨季までチームに所属していた渥美心選手の代役として鈴鹿8耐や全日本選手権にも参加した経歴を持つライダーとあって、チームやメカニックとのコミュニケーションもスムース。34台ものマシンがエントリーしたST1000クラスで予選8位を獲得します。4月2日に開催された決勝レースでは序盤こそペースが上がらず苦戦しましたが、粘りの走りを見せて7位でフィニッシュしました。

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