BMW Motorrad セイフティーブック
「BMW Motorradセイフティーブック」をダウンロードしてお役立ていただき、快適なBMWモーターサイクルライフをさらなる安全と共におたのしみください。
BMW Motorrad セイフティーブック
「BMW Motorrad」の安全に対する配慮は以下のとおり、4つの方法でお伝えさせていただいております。
1.ライダーズマニュアル: 製品の特徴と安全に関する説明と重要なお知らせ
2.納車説明: 販売時または入庫時の説明
3.セイフティーブック: 安全に関する重要なお知らせをまとめた冊子
4.警告ラベル: 販売時、車両本体に貼り付け
エンジンの冷却方式には空冷式と水冷式の二つがあります。Rシリーズは自然対流式の空冷エンジンを、K, F, Gシリーズは水冷エンジンを採用しており、両者にはそれぞれ以下のとおり、明確な特徴と制約があります。
自然対流式空冷エンジン
自然対流式空冷エンジンは構成がシンプルで、重量も軽く、メインテナンスが不要です。ただし、熱的平衡を専ら走行風に依存しているため、取り扱いについては水冷エンジンとは違った配慮が求められます。具体的には、アイドリング(車速 = 0)のまま放置すると、走行風がまったく無いため、周りの環境や使用条件によっては熱的平衡を保ちにくく、エンジンそのものや排気装置の過熱により、思わぬ結果を招く可能性があるため、とくに目立つオレンジ色の警告ラベルにて遍く告知させていただいております。
水冷式エンジン
一方、水冷エンジンは、エンジンクーラントを熱交換の冷媒として利用し、容量を安定的に確保する膨張タンクを装備し、システム全体を加圧して沸点を上げ、ウオーターポンプでラジエーターに送り込み、走行風に加え、追加した電動ファンも能動的に利用する自己完結型の冷却システムです。
東京をはじめ、各地の条例にて、アイドリングストップは運転者に義務付けられております。エンジンの冷却方式にかかわらず、アイドリングストップは無駄な燃料消費を抑え、CO2を含む有害排気物質の排出総量の抑制につながり、わたしたちの生活環境への負担を低減します。安全と環境に配慮し、よりよいモーターサイクルライフをお愉しみください。