The International GS Trophy 2024
2024年9月15日からアフリカのナミビアで開催されたインターナショナルGSトロフィー2024。その6日間に及ぶ冒険が終了しました。
素晴らしいナミビアの地で繰り広げられたこの大会は、単なる競技ではなく、仲間との絆、国境を越えた友情、そして冒険を祝う場として、かけがえのない思い出となりました。
また次の冒険でお会いしましょう!
女子チームが総合2位を獲得!
ナミビア本選に出場した5名の日本代表選手
※ナミビア本選前のコメントになります
北川博邦 / Hirokuni Kitagawa選手
北川選手は横浜出身、本職は土木技師です。新しい土地を発見し、そこで出会う人々の興味深いストーリーを知ることを愛してやみません。すでに日本全土をバイクで走り尽くしています。そんな彼の最初のハイライトの一つがモロッコを巡るバイクツーリングでした。そこでの他のGSライダーたちとの出会いを通じてオフロードへの情熱に火がつき、今大会へとつながったそうです。
前原康浩 / Yasuhiro Maehara選手
前原選手は埼玉県桶川市出身、機械のセールスエンジニアとして働いています。ある日雑誌でR 1200 GS Adventure を目にして以来、その姿に取り憑かれたそうです。彼のオフロードバイク、さらにオフロードライディングへの愛は、尽きることを知りません。
島田和幸 / Kazuyuki Shimada選手
島田選手は埼玉県日高市出身。日本での住宅建設の現場から、ナミビアでのオフロードアドベンチャーへと旅立ちます。過去17年にわたり、余暇にラリーを楽しんできました。GSへの愛に目覚めたのは、BMW Motorradディーラーの友人を通じてとのことで、最初のGSはF 800 GSだったそうです。
滝本友美 / Yumi Takimoto選手
神奈川県在住の滝本選手は、バイクパーツの販売・開発を行う会社で販売コンサルタントとして働いており、そこからも彼女のキャンプとバイクツーリングへの愛を感じることができます。新しい土地、新しい人々との出会いを愛してやみません。ご主人が北米&カナダで開催されたInternational GS Trophy 2014に参加されたのに続き、今回は滝本選手の出番です。彼女もまた、この挑戦に立ち向かい、新たな生涯の友に出会えることを心待ちにしています。
吉澤翠和乃 / Miwano Yoshizawa選手
大阪在住の吉澤選手は、製薬会社での仕事に加えてさまざまな趣味を持っています。空手や美術館巡り、そしてオフロード走行です。GSを初めて体験したのは、家族と一緒に南アフリカでの大規模なツアーに参加したときでした。吉澤選手は帰国後すぐに、自分のGSを買いに走ったそうです。今回遂に、International GS Trophy に出場するという目標を達成しました。
日本代表チームが女子国際予選会を突破!
2024年1月、スペインのアンダルシアでインターナショナル・GSトロフィーの女子国際予選会が開催されました。
国内予選で選抜されればそのまま本戦へと出場する男子選手団とは異なり、女子選手は各国選抜大会の後に国際選抜大会を経て最終的な出場選手が決定します。
今回の女子国際予選会では各国の選抜を潜り抜けた14チーム・28名の選手が集結。日本からは滝本友美選手と吉澤翠和乃選手の2名が参加しました。
初日はライディング技術を競う「アンダルシア・グラベル・トライアル」のほか、チームとしての戦略を問われるプログラム、さらにコンパスやマップを使用して設定された目標を見つける課題などが開催。初日を終えて滝本&吉澤選手の日本チームはトップのドイツに次ぐ2位を獲得しました。
翌日にはナミビアを想定したサンドセクションでの走行やタフなエンデューロライド、車体の部品交換などの課題が設けられました。そこでも両選手は着実に課題をクリア。参加14チーム中5位の好成績を収めて、ナミビア行きの切符を手にしました。
改めまして滝本友美選手と吉澤翠和乃選手、ナミビア本戦出場おめでとうございます!
晴れて男女揃っての本戦出場を決めた日本代表選手団の活躍にご期待ください!
人生でたった一度の経験を
言うまでもなく、インターナショナル・GSトロフィー2024の正確なルートは、大会が開始するまではトップシークレットです。しかしながら、BMW Motorradはいまこの段階でひとつだけお約束しましょう。この大会は、参加するライダーたちが野心あふれる挑戦のためにライディング・スキルやノウハウを発揮できるような、忘れられない経験になるということです。
インターナショナル・GSトロフィーはスキルとチーム・スピリットがすべてです。ルートには、数多くの砂地でのスティントのほかに、ナミビアの山々を駆け上がるために岩場も組み込まれています。そのため、経験豊富なエンデューロ・ライダーにとっても、ナミビアは一生に一度の冒険であり、かけがえのない思い出となるはずです。