ライディングモード
BMW Motorradは、オンロード、ウェットロード、オフロードなど、さまざまな用途に対応する5種類のライディングモードをR 1200 GSで提供しています。3つの異なる電子スロットル設定、3つの異なるABS設定、および4つのASC設定があります。 これらは、ハンドルバー右側の「モード」ボタンを押すことによって選択することができ、メーターパネル表示で希望のライディングモードが選択されるまで作動し続けます。 スロットルを閉じた状態でクラッチレバーを引いてスロットルツイストグリップをアイドリング位置にすると、走行中に要求が確定されモードが切り替わります。 モーターサイクルを再始動しても、最後に選択された設定は常に保持されます。
EnduroおよびEnduro Proの特別なEnduroセットアップを備えたASCとABSもオプションとして用意されています。
オプションのDynamic ESAもこのライディングモードに統合されています。セットアップは、ライディングモードに応じて最適に調整されます。濡れた路面の低いグリップコンディションでは、ライダーに負担はソフトなコントロールとレスポンスを持つ "Rain"モードで軽減されますが、それでもトルクとパワーは最大まで引き出せます。ASCは、”Road”モードより素早く応答します。Dynamic ESAがある場合、前後のスプリングストラットのダンピングは状況に応じてソフトに調整されます。
“Road”モードでは、ドライ路面で最適なパフォーマンスが得られるように設定されます。このモードでは、いきいきとした線形のスロットルレスポンスにより、効率的でスムーズなコントロール性と均一なトルク上昇を兼ね備えています。
“Dynamic”モードにより、BMW R 1200 GSはストリートでのスポーツ性能を実感できます。さらに生き生きとしたダイレクトなスロットルレスポンス、Dynamic ESAを装着している場合には、ASCの介入を抑制し、適切なダンピングにより、バイクの可能性を最大限に引き出すことができます。
“Enduro”モードでは、R 1200 GSは最高のオフロードライディング性能を披露します。ソフトなスロットルレスポンス、Enduro ASCによる制御されたコントロール介入、最適なブレーキ配分、理想的なABSコントロール特性とDynamic ESAにより、Enduroに最適化しています。その結果、オフロード経験がほとんどないライダーでも、R 1200 GSを素早く操作して、それに乗る喜びを体験することができます。このモードは標準タイヤでの使用に最適化されています。
本格的なエンデューロライダーのために、BMW Motorradは”Enduro Pro”モードを提供します。レスポンスに優れたスロットル特性を備えたこのライディングモードは、オフロードタイヤ用に設計されています。同時にフットブレーキを操作すると、リアのABSは解除されます。Dynamic ESAは最適な値に調整されます。 ASCは、Enduro Proに最適化されており、アグレッシブなスリップを許容します。このモードによりBMW R 1200 GSは、オフロードでもそのスポーツ性能を実感でき、熟練したエンデューロライダーにとってまったく新しい世界を切り開きます。