世界一のGS乗りの称号を賭けた冒険の旅

GS Trophy

2年に1度、世界各国から集まったGS乗りたちが、知力・体力・ライディングスキルなどを競うGS Trophy。各国代表3人が1チームとなり、人種や国籍の異なるライダーたちと一丸となって様々な局面に立ち向かう過酷なアドベンチャーは、その人間力が試される舞台です。

人生でたった一度しか参加することを許されないGS Trophy。

ここでは、その歴史を中心にしながら、BMWが用意するアドベンチャーへの足がかりについても紹介します。

GS Trophyとは

オン・オフを問わない類い稀な走行性能を持つGSシリーズ。その世界=GSワールドを楽しむ扉は、誰にでも平等に開かれています。その象徴的なイベントのひとつが2年に1度、世界のどこかで開催されるGS Trophyです。 

1カ国3人の代表チームがオフロードランを軸に数千kmにも及ぶルートを走り抜く国別対抗戦のGS Trophy。しかしGS Trophyはスピードを競うレースやラリーレイドとは違います。毎日様々な課題が用意されたステージでポイントを重ねながらゴールへと向かうチームスポーツなのです。

もちろん、GSモデルの性能をいかんなく発揮するライディングスキルも必要ですが、ステージによってはエンジンのかかっていない車体をチーム全員で引っ張ったり、担ぎ上げたり。また、与えられた課題を解決するためにチーム全員の知力が必要な場合もありますし、時には他国のチームとコミュニケーションを取ることも。知力と体力、コミュニケーション能力やチームの団結力、そしてライディングスキル。GS Trophyはいわばライダーの人間力が試される舞台でもあるのです。

世界各国の選抜大会を勝ち抜いたアマチュアライダーが参加できるGS Trophyは、一度出場すると2度と参加が許されません。つまり一生に1度しか参加できないイベントなのです。各国の代表チームには、その国のモーターサイクルジャーナリストも帯同して、チームの活動を記録しながら共にGSで全行程を走り抜きます。大会期間中は、ジャーナリストが撮影した写真を使ったフォトコンテストも開催。コンテストでは全世界のGSファンによるインターネット投票によってランキングが決まり、その結果が各チームのポイントに反映されるという仕組みで、誰でもGS Trophyに参加できることも大会開催当初から採用されているユニークなルールです。

近年では女性選抜チームをはじめとして参加チームの数も増え、さらに盛り上がりを見せているGS Trophy。 GSワールドの象徴のひとつとして、その存在感はますます高まっているのです。

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GS Trophyの歴史

GS Trophyのあゆみ

2年に1度、世界各国の国内選抜会を勝ち抜いたGS乗りたちによって競われるワールドワイドなGS乗りの祭典、GS Trophy。
 

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GS Trophyでは、アドベンチャーツーリングに求められるすべてのスキルが試されます。オフロードでのスキルはもちろん、状況に合わせた冷静な判断能力や危機管理能力、国籍の異なるライダー達とのコミュニケーション能力、そして仲間と助け合いながら前に進む勇気。知力と体力、そして人間力が試される過酷で壮大な冒険旅がGS Trophyなのです。

このGS Trophyには第1回大会から日本代表チームも毎回出場しており、回を重ねるごとに日本人選手の底力を世界にアピールしています。

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GS Trophy Tunisia
2008

GS Trophy Tunisia
2008

その記念すべき第1回は、地中海とサハラ砂漠に面したアフリカ大陸北部のチュニジアで開催しました。この第1回GS Trophyには、ドイツ、スペイン、イタリア、アメリカ、そして日本の5カ国からGS乗りたちが参加。砂漠を中心とした2,000kmにも及ぶコースを10日間かけて走り抜きました。

この第1回大会ではアメリカ代表チームが優勝しています。

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GS Trophy Africa
2010

GS Trophy Africa
2010

その2年後の2010年には第2回大会として、アフリカ大陸南端の南アフリカ共和国、エスティワニ王国(当時の国名はスワジランド王国)、モザンビーク共和国の3カ国をまたぐステージを設定。13カ国から10チームが参加してGS Trophy Africaを開催しました。

7日間をかけて、アフリカ大陸南部の3カ国をまたぐ全行程2000kmのコースが設定されたGS Trophy Africaは、そのうち7割がオフロードという過酷なもの。この大会で優勝をさらったのはイギリス代表チームでした。

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GS Trophy South America
2012

GS Trophy South America
2012

2012年にはそれまでのアフリカ大陸から南アメリカ大陸へと舞台を移して第3回目のGS Trophy South Americaを開催しました。

この大会には19カ国から日本を含む15チームが参加。チリのテムコ近郊をスタートして、チリ・アルゼンチン国境にそびえるアンデス山脈を越えてアルゼンチンに入り、その後別ルートから再びアンデス山脈を越えてチリ・テムコ近郊に戻るという全行程2,000km以上の壮大なコースを7日間かけて走破しました。

この第3回大会ではドイツ代表チームが優勝を勝ち取りました。

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GS Trophy North America
2014

GS Trophy North America
2014

2014年は、北アメリカ大陸のカナダ南部を舞台に第4回GS Trophy North Americaを開催しました。

19カ国から16チームが参加したこの大会では、カナダのブリティッシュ・コロンビア州とアラバータ州にまたがる壮大なカナディアン・ロッキーをステージとして約2,300kmの行程を7日間かけて走り抜くルートを設定。優勝したのは中欧・東欧の合同チーム(CEEO)でした。

また、それまでのGS TrophyではTrophyバイクとしてF 800 GSを設定していましたがが、この第4回大会では初めてR 1200 GS Adventureを使用しました。

 

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GS Trophy South East Asia
2016

GS Trophy South East Asia
2016

それまでアフリカ大陸、南北アメリカ大陸を舞台にしてきたGS Trophyも2016年の第5回大会ではついにアジアへ進出。GS Trophy South East Asiaの舞台はタイ北部のジャングルを含む約1,300kmのルート。この過酷な7日間の大会には、25カ国から19チームが参加して、南アフリカ代表チームが優勝を勝ち取りました。

また、GS Trophy South East Asiaからは、各国の女性代表選手が集まって選抜大会を事前に開催。その中から上位3名が女性選抜チームとして、GS Trophy本戦に参加したことも大きなトピックです。

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GS Trophy Central Asia
2018

GS Trophy Central Asia
2018

2018年は、中央アジアのモンゴルを舞台としてGS Trophy Central Asiaとして第6回目を開催しました。

GS Trophy Central Asiaでは21カ国から国際女性選抜チームを含む18チームが参加。モンゴルの首都ウランバートルをスタートして、世界第4位の面積を誇るゴビ砂漠を含む2,500km以上の行程を8日間で走り抜きました。

この第6回大会では、前回大会に引き続き南アフリカ代表チームが優勝しています。

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GS Trophy Oceania 2020

GS Trophy Oceania 2020

そして2020年。GS40周年を迎えるメモリアルイヤーでの開催となった第7回は、オセアニアに浮かぶ南の楽園ニュージーランドを舞台にGS Trophy Oceaniaとして開催しました。

コースはニュージーランドの北島と南島を8日間で走り抜くもので全行程は約2,500km、そのうちおよそ6割がオフロードでした。このGS Trophy Oceaniaでは25カ国から国際女性選抜チーム2チームを含む、全22チームが参加しました。優勝を収めたのは南アフリカ代表チームで、2016年大会から3連覇を達成しました。

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GS Trophy Albania 2022

GS Trophy Albania 2022

圧巻の大自然の美しさを秘めた国、アルバニアを舞台に移し2022年9月に開催されました。

GSトロフィーに出場する日本代表選手たちは、GSバイクに跨り幾多のスペシャルステージを通じてアルバニアの未知の美しさと出逢いながら、#SpiritOfGS の世界を約1週間にわたって体感しました。

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GS Trophy Namibia
2024

GS Trophy Namibia
2024

2024年。インターナショナル・GSトロフィーは地球上のすべての大陸を巡って、そのすべてが始まった大陸、アフリカへと戻ってきました。

6日間にも及ぶ冒険の末、チームジャパンは女子チームが2位を獲得するという快挙を成し遂げました。男子チームも厳しい日程を3人のGS乗りたちが力を合わせて乗り切り、最終日まで粘り強く走りぬきました。

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このように、世界の各大陸を縦断するように開催しているGS Trophy。GSを愛するライダーたちの冒険の旅はこれからも途切れることなく続いていきます。

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世界屈指のオフロード体験施設

エンデューロパーク

エンデューロパーク

オフロードライディングの楽しさをすべてのライダーへ

BMW MotorradはGS Trophyのような究極のアドベンチャー・エクスペリエンスを提供するだけではなく、GSオーナーが安全にオフロードテクニックを身につけるためのサポートも用意しています。その象徴となる施設がドイツ・ヘヒンゲンにある施設「エンデューロ・パーク」です。

エンデューロ・パークは、BMW Motorradがオフロード体験を提供するための施設として1993年にオープン。広大なクローズドエリアを利用して、林道のようなシチュエーションから本格的なオフロードコースまで完備しており、あらゆるオフロード体験を可能とする世界的にも珍しい総合的なオフロード施設です。

ここではGSオーナーのためにオフロードテクニックを基礎からレクチャーするライダートレーニングを定期的に開催するほか、BMW Motorrad公認インストラクターの育成にも使用しています。

このようにBMW Motorradが提供するのはモーターサイクルだけではありません。GS Trophyやオフロードトレーニングなど、GSの持つ世界観そのものをソフト、ハードの両面から世界中のライダーたちに向けて提供し続けているのです。

 

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ライダートレーニング

オフロードテクニックを基礎から学ぶ

GS Trophyに参加するためには国内選抜を勝ち抜く必要がありますが、誰でもいますぐにGSワールドを楽しむことができるもうひとつの扉があります。それがライダートレーニングです。

ライダートレーニングは、オフロードに精通した一流の講師陣がオフロードランに必要な技術やメンタルまでをレクチャーする総合的なトレーニングです。BMWはこのトレーニングを通じて多くのライダーたちのスキルアップを長年にわたってサポートしており、ドイツをはじめ日本など世界各地で年間を通じて開催されています。

走る道を選ばないGSだからこそ可能になる壮大な冒険の旅。

その扉はいつでもどこでも、そして誰にでも平等に開け放たれているのです。

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GS Trophyにエントリーできる最適なモデル

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