アクティブ・クルーズ・コントロール
新装備のアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)ライダー支援システムは、ライディング中の安全性を最大限に高めます。電子制御式クルーズコントロールにさらに洗練した制御を組み込むことで、ライダーは走行速度を設定すると同時に前走車との車間距離も任意に設定できます。車体前方に搭載したレーダーセンサーは、ヨー・レートと車速から前走車との車間距離を測定します。もし車間距離が短くなった場合は、システムが自動的にバイクの速度を減速させ、あらかじめ設定した前走車との車間距離に復帰させます。このシステムによりライダーはライディングを楽しむことだけに集中できるので、長旅であってもリラックスすることが可能です。
セーフティ・ライドのための3つの技術
新装備のACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)は、3つの制御技術を備えています。ダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)は、ライダーが設定した速度を制御します。ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)は、ライダーが設定した前走車との車間距離を踏まえた上で、設定した速度に調整します。
もしカーブに差し掛かっても安全です。なぜなら、カーブ・コントロール機能を備えたACCは、必要に応じて自動的にバイクを減速させ、快適なバンク角でカーブへアプローチできます。バンク角が大きくなった場合には、ブレーキングとスロットルの変化が限定されるので、安定した乗り心地と安心感を得ることができます。
ACCはライダーがすべてコントロールするもの。ライダーはいつでもACCの設定を変更することができます。
設定も簡単
ライダーはバイクの速度と前走車との車間距離をハンドルバーに設けられたボタンで簡単に設定できます。車間距離は3段階に調整可能で、バイクの速度は30 km/hから160 km/hの間で設定可能です。それら個々の設定は常にTFTディスプレイ上で確認することができます。
また、“Comfortable” “Dynamic”の2種類のモードでは、バランスの取れた加減速とダイナミックな加減速を実現しています。
車間距離制御機能をオフにすることで、ダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)システム単独で使用することも可能です。DCCでは、車速を15 km/hから220 km/hまで任意に設定することが可能です。